天津神社春大祭(糸魚川けんかまつり)
五穀豊穣・豊漁を祈願して二基の御輿をぶつけ合う「天津神社春大祭(糸魚川けんか祭り)」。
押上区・寺町区の若衆が担ぐ、一の御輿と二の御輿の2基の御輿が天津神社の境内の周りを全力で走り、桟敷の前で互いに向き合うとみこし激しくぶつけ、もみ合い、押し合います。 最後は、双方決められた位置から走り出し、勝敗を決します。
みこしの後は、国の重要無形民俗文化財の一つに指定されている舞楽が奉納され、境内の雰囲気は動から静の世界へと一変します。
春大祭当日は、大変混雑します。駐車場も限りがありますので、なるべく徒歩、公共交通機関をご利用の上、会場へお出かけください。
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天津神社春大祭舞楽(稚児の舞)について>>
押上区・寺町区の若衆が担ぐ、一の御輿と二の御輿の2基の御輿が天津神社の境内の周りを全力で走り、桟敷の前で互いに向き合うとみこし激しくぶつけ、もみ合い、押し合います。 最後は、双方決められた位置から走り出し、勝敗を決します。
みこしの後は、国の重要無形民俗文化財の一つに指定されている舞楽が奉納され、境内の雰囲気は動から静の世界へと一変します。
春大祭当日は、大変混雑します。駐車場も限りがありますので、なるべく徒歩、公共交通機関をご利用の上、会場へお出かけください。
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◇天津神社春大祭について◇
- 御輿の競り合いに使われる二基の御輿は男御輿(一の御輿)と女御輿(二の御輿)と呼ばれ、10日の早朝から舞が行われる舞台の上に据えられます。 その後昼近くになると舞台で神事が行われ、露払いの鳥爺(とりじ)を先頭に担ぎ手や獅子頭・錫杖を持った金棒などが境内を歩く行列「お練り」を行います。
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露払いは二人いて、男神と女神といいます。男神は茶褐色のかつらをし女面を、女神は黒色のかつらをし男面をつけています。
それぞれが面を逆につけている伝説として、昔露払いがそれぞれの面を違えたまま祭りを行ったところ五穀豊穣・豊漁となりました。 しかし翌年、それぞれが正しい面をつけて祭りを行ったところ凶作不漁となっってしまったそうです。以来、面は違えたままになったといわれています。 -
「お練り」には、そこには衣装を纏った「お稚児さん」も大人に肩車されて参加します。
この日、お稚児さんは地面に両足をつけることができません。 古来より日本では神や精霊が子供の姿をしているという観念が少なからずあり、子供が依代や奉仕者でもあるということで子供自身が信仰の対象となることもありました。 子供というのは世の穢れが満ちていないを清らかな魂の持ち主とされ、神霊が宿るまたは神霊そのものもありました。 そのような観点から、お稚児さんは清らかな魂を保持するために大人の肩車にのって移動・舞台入りをしたり、舞が終わるまで地面に両足をつかないなどを行い穢れを避けます。 -
そのお稚児さんが舞台に降りると、それまでの静けさが一変した喚声の中激しく凄まじい勢いの「御輿の競り合い」が始まります。
境内の周囲を全速力で走り抜け、御輿をぶつけ合い、再び疾走し激しくぶつけ…それを10回前後繰り返します。あまりの激しさに御輿が壊れることもあります。
御輿をぶつけ合うのには意味があり、男神と女神の神婚、そして子孫繁栄を表すそうです。更に押上区が勝てば豊漁となり、寺町区が勝てば豊作になるといわれています。 -
祭り二日目の11日になると、一日目の御輿の競り合いの激しさや熱さを物語る「動」の雰囲気が、神へ奉納する12の舞の「静」の雰囲気へと転換します。
一日目の舞と二日目の舞は演目は同じものを行いますが、衣裳が変わります。舞は雨天の場合中止となります。