初めてのいといがわ

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  • 糸魚川市(いといがわし)ってどんなところ?

    糸魚川市は、新潟県の最西端に位置し、南は長野県、西は富山県と接しています。

    市域には、中部山岳国立公園と上信越高原国立公園、親不知・子不知県立自然公園、久比岐・白馬山麓県立自然公園を有し、海岸、山岳、渓谷、温泉など変化に富んだ個性豊かな自然に恵まれています。

    また、森林資源やヒスイ・石灰石等の鉱物資源や水資源など地域資源が豊富で、フォッサマグナについては日本列島生誕の謎を秘めた世界的な学術資源となっています。

    世界ジオパークについて

    平成21年8月22日、「糸魚川ジオパーク」は日本初の世界ジオパークに認定されました。

    ジオパークについて

沿革

現在の糸魚川市域は、明治21年6月の内務大臣訓令により、それまで自然の集落を基礎としていた小規模な町村が集約され、明治34年に3町15村となった区域が基本となっています。

昭和28年には、町村合併促進法が施行され、糸魚川市、能生町、青海町が誕生しました。

糸魚川市
昭和29年6月1日 1町8村が合併し、糸魚川市として市制を施行しました
昭和29年10月1日 今井村の一部が糸魚川市に編入されました。
能生町
昭和29年10月1日 能生町、能生谷村、磯部村、木浦村の1町3村が合併し、新たに能生町となりました
青海町
昭和29年10月1日 歌外波村、市振村、上路村の1町3村及び今井村の一部が青海町に編入され、新たに青海町となりました
平成の大合併
平成17年3月19日 2005年、旧糸魚川市と能生町、青海町が新設合併し、新・糸魚川市となる。旧糸魚川市の合併時の面積は466.62km²(境界未定部分あり)

面積・人口・世帯数など

位置 東経:137゜52′  北緯:37゜02′
面積 746.24平方キロメートル

※面積は、新潟県総面積の5.93パーセントで、東京23区の面積合計を上回ります。

※面積の92.7パーセントを山林・その他が占めています。

人口 48¸727人(男性  23¸526人・女性  25¸201人)
世帯数 17¸736世帯

※人口と世帯数は、平成22年4月1日現在のものです。

糸魚川市の木・花・鳥・石

市の木 ブ ナ
市の木 ブナ
ブナは、里山から亜高山帯に至る広い範囲に自生しています。 保水力が高いことが大きな特徴で、ブナの周りには、山菜やキノコなどの食糧が豊富であり、さまざまな動植物の共生の場となっています。 豊かな自然を象徴する木であり、私たちに自然の恵みを実感させてくれます。
市の花 ササユリ
市の花 ササユリ
ササユリは、山地の草原や明るい森林に生育する日本固有のユリで、6月〜7月にかけて淡いピンク色の花を咲かせます。 芳香の漂う清楚な花で、森の中にひっそりと咲き、飾らぬ素朴な美しさは、わたしたちのくらしにうるおいと安らぎを与えてくれます。
市の鳥 カワセミ
市の鳥 カワセミ
カワセミは、体長17cmほどで、市内全域に一年を通して水辺に生息しています。 鮮やかな水色と長いくちばしが特徴で、「空飛ぶ宝石」と呼ばれており、ヒスイ(翡翠)の名は、カワセミの色に由来して名付けられています。
市の石 ヒスイ
市の石 ヒスイ
当市には、国の天然記念物に指定されているヒスイ産出地(小滝ヒスイ峡・橋立ヒスイ峡)があります。 縄文時代からヒスイの加工が始まり、国内各 地に伝播いたしました。 また、当市は、世界最古のヒスイ文化発祥の地と言われ、ヒスイと関わりの深い奴奈川姫の伝承地でもあります。

奴奈川姫の伝説

縄文時代の遺跡が数多く発掘される糸魚川市。古代、この地は「奴奈川姫(ヌナカワヒメ)」が治めていました。

「古事記」には、越の国、ヌナカワ姫の伝説がうたわれています。噂を聞いて、出雲の国、大国主命(オオクニヌシノミコト)がはるばる求婚に当地方へ訪れたということです。

遠い昔、当地方を治めていた賢く美しいと評判のヌナカワ姫の

『ぬな河の底なる玉 求めて得し玉かも

  拾いて得し玉かも

  あたらしき君が老ゆらく 惜しも』

『万葉集十三巻』より

この中のぬな河とは「姫川」のことで、そして底なる玉とは「ヒスイ」を指しているといわれています。

2つの国立公園と3つの県立自然公園の中にあり、海と山との大自然に囲まれた美しい姫の国。この地には今なお、「姫川」「姫春蝉(ヒメハルゼミ)」「黒姫山」など、姫の名が息づいています。